スポンサードリンク
【この世はそんな仕組みだから】
ある生物学者のチームが、
猿を使って行ったものです。
①5匹の猿を檻に入れます。
檻の中央にハシゴを設置し、
その上にバナナを置きます。
②この檻には、
1匹の猿がバナナを求めハシゴを登ると、
残り4匹の猿に冷たい水が浴びせられる
という装置が取り付けられています。
③しばらくすると、
5匹のうちの誰かが
ハシゴを登ろうとするたび、
残りの猿たちがよってたかって攻撃し、
ハシゴを登ろうとする猿を
妨害しだしました。
④やがて、どの猿も
ハシゴに登ろうとしなくなりました。
相変わらず、ハシゴの上には
おいしそうなバナナがあるのに…
⑤この状況で、
1匹だけ猿を入れ替えます。
新しい猿(新入り1号)は、
バナナを見つけてハシゴにまっしぐら。
もちろん、
残りの猿たちはこれを許さず、
コテンパンに虐めます。
これを何度か繰り返していくうちに、
新入り1号は、
その理由もわからないまま、
ハシゴを登らなくなります。
⑥再び、
古参猿のうち1匹を入れ替えます。
ちょっと前に痛い目をみていた
新入り1号は、
ハシゴに登ろうとする
新入り2号を虐める側に回ります。
こうして古参猿を1匹、
また1匹と入れ替えていくのですが、
そのたびに猿は同じ行動を繰り返します。
⑦最後には、檻の中にいるのは
新入り1号から5号まで。
どの猿も、冷たい水をかけられた
経験はありません。
しかし、ハシゴに登ろうとする猿を
みんなでとっちめる、
という行動はそのまま残り、
継承されています。
⑧猿たちに
「どうしてハシゴに登る子を虐めるの?」
と質問したなら、
きっとこう答えるでしょう。……
「わからない。でも、
ここではそうするのがきまりだから」
この実験が、本当に行われたのか、
また、
その結果がその通りのものだったのか、
その真偽のほどは、僕にはわかりません。
それでも、
このお話から得られる教訓は大きい。
なぜなら、話の中だけではなく、
僕たち人間一人一人が、
いまやこの猿と
まったく同じ状態なのですから。
「常識」の曖昧さや脆弱さに気づいたら、
自由は目の前。
……ただ、
それに気づいたからといって、
そのまま世俗的なバランスを欠いていくと、
事あるごとに妻に叱られる、
僕みたいになっちゃいますよ。
とにもかくにも、
軽やかな人生を送るには、
背負った荷物
(常識・マニュアル・思い込み)
を下ろすこと。
新たな荷物を
積み上げることではありません。
何を背負っているかも
わからなくなっているならなおさら、
その荷物、一度下ろしてみませんか?
>>>山崎拓巳【成功の秘訣・法則】ページへ仮に新たな情報を得るにせよ、
両手が塞がってちゃ、
持てやしませんから。
関連記事・広告
スポンサードリンク
山崎拓巳・プロフィール
■山崎拓巳(やまざきたくみ)
1965年三重県生まれ。
広島大学教育学部中退。
22歳で「有限会社たく」を設立し、
現在は3社を運営。
現在までに18冊、
累計100万部のベストセラー作家。
主な著書に
『ひとり会議の教科書』
『やる気のスイッチ!』
『人生のプロジェクト』
『気くばりのツボ』
(サンクチュアリ出版)。
代表著書『やる気のスイッチ!』
(18万部突破/サンクチュアリ出版)は、
2009年末の
『オリコンビジネス書ランキング』では
自己啓発部門にて3位にランクイン、
ビジネス書としては7位。
2010年夏には中国語に翻訳され、
2011年には英語版『SHIFT』となり全米で発売。
日本のみならず
アメリカ、香港、台湾、韓国、中国ほか、
海外でも広く翻訳出版されている。
著者初のセミナーDVD
『気くばりのツボ実践セミナー』は、
TSUTAYA・DVDレンタル(教養ビジネス部門)
にて5ヵ月連 続・回転率1位を記録。
講演活動は、「凄いことはアッサリ起きる」
-夢-実現プロデューサーとして、
メンタルマネジメント、コミュニケーション術、
リーダーシップ論など
多ジャンルにわたり行なっている。
~山崎拓巳公式サイト~
凄いことはアッサリ起きるより